コーヒーはコミュニケーションツール
コーヒーはいろんなとき、いろんな場所で、生活に良い香りを漂わせてくれるすてきなスパイス。冬の寒い朝の起き抜けの温もり、夏の午後のカフェでのカフェフラッペのひんやりとした幸福。会社に勤めていたときには午前中の一休みに同僚とおしゃべりのコーヒー。Café convivial(リラックスしたコーヒータイム)やpose café(コーヒー休憩)とか、コーヒーを飲むときはいつも誰かと一緒。コミュニケーションツールみたいなもので、私にとっては欠かすことのできない大切な時間よ。
コーヒーは幸福の香り
私にとってコーヒーは、イタリアのローマやジェノバの匂い。ムッシューがカフェのカウンターで一杯のコーヒーを引っ掛けて仕事に向かう朝の香りね。私が育ったカンヌはイタリアのすぐ隣、車で1時間も走るとイタリアなの。親族もいたので、幼い頃はよく訪れたわ。 初めてコーヒーを飲んだのは15〜16歳の頃かしら。母が毎朝大きなカフェオレボールにコーヒーとミルクを半々に、なみなみと注いで飲んでいた。バゲットにバターとジャムを塗って、それをカフェオレにつけて食べる。それを見よう見まねでやってみたのが、ほんのりとしたコーヒーの初体験。それからリセ(高校)の友人とカフェでコーヒーを飲むようになった思春期。少し大人ぶって、苦いコーヒーに砂糖をたっぷりと入れて飲んでいた。 最高の思い出はパートナーとの出会い。友だちだった彼からカフェで待ち合わせをしようといわれたの。そして、コーヒーを前に告白されたわ。二人でコーヒーを一気に飲んでキス。初めての彼とのキスはコーヒーの味。だからコーヒーには良い思い出しかないの。
コンパクトで美しい「ENA Micro 1」
パリのアパルトマンはあまり広くないから、コンパクトでないと置けないし、彼も私もクリエイティブな仕事をしているから、空間の美しさも大事。JURA(ユーラ)のコーヒーマシンはとてもシンプルで美しく、私たちの感性にぴったりだわ。この小さなボディにカフェにあるような大きなエスプレッソマシンの機能が入っているなんで驚き。毎日のことだから、いつでも、すぐにいれられないとよくないし、何より味と香りは譲れない。何しろ、二人の恋の始まりの香りなのだから。JURAで入れるコーヒーが、私たちの生活に永遠の香りを漂わせてれると信じているわ。